筋トレで心臓病や脳卒中は予防できるか

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筋トレとは

自分でやる運動には大きく分けて2種類あります。

ランニング、ウォーキングなどの有酸素運動

腕立て伏せ、プランクなどの筋力トレーニング

 

スポーツはこれらの両方の要素を含んでいます。

 

有酸素運動が生活習慣病の予防になるということは、以前からよくわかっています。

では、筋トレはどないなん??

 

ランニング何て毎日できひんけど、腕立て伏せくらいならできるで!

という忙しい毎日を送っているアナタ。ぜひ読んでください。

 

筋トレと言うと、

腹筋をがんばってパキパキのシックスパックを作ったり、

腕立て伏せを頑張ってモッコリモコモコの立派な胸筋を作ったり、

スクワットをがんばってプリンプリンの桃尻を作ったり、

健康のためでもあるけど、美容の側面が多いのではないでしょうか?

 

有酸素運動は、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患を予防する効果があります。

では、筋トレにはそんな効果はあるのでしょうか?

 

そんな疑問を解決すべく行われた、

筋トレ習慣の有無と、心血管疾患の罹患率、心血管疾患による死亡率の関係を検証した研究の紹介です。

 

Medicine Science in Sports and Exercise という雑誌に掲載された論文です。

 

筋トレは心臓病を予防できるのか?

 

12591人が研究に参加しました。

平均年齢は47歳です。

筋トレ習慣の有無は、自己申告です。

心血管疾患の発症心血管疾患による死亡またはその他の原因による死亡により研究は終了します。

 

心血管疾患の発症、心血管疾患による死亡は205人で、

平均5.4年で研究が終了しました。

その他の原因で死亡した人は276人で、平均10.5年で研究が終了しました。

 

筋トレと病気の発症の関係は?

 

全く筋トレの習慣がない人と比べて、

週に1-3回(合計60分未満)の筋トレ習慣のある人は、

心血管疾患の発症や心血管疾患による死亡が、

40-70%少なかったのです!!

 

筋トレ習慣のある人は、もちろん有酸素運動の習慣もある可能性があります。

 

有酸素運動が交絡因子になるということですね。

 

統計学的に有酸素運動の影響を取り除いた後も、

筋トレと心血管疾患の関係は変わりませんでした。

 

つまり、週1-3回の筋トレによって心血管疾患の発症および死亡が予防できそうなのです。

 

よっしゃ!そしたら毎日筋トレしたるで!!

 

筋トレは多ければ多いほどいいの?

 

・・・もっと筋トレをするとどうなのでしょう??



週4回以上(週60分以上)の筋トレ習慣と心血管疾患の発症の関係。

それは・・・・

なんと、筋トレ習慣のない人と同じと言う結果だったのです。

 

つまり、心血管疾患の発症を最も減らせそうな筋トレ習慣は、

週1-3回、合計60分未満ということになります。

 

このように、ある程度までは良い結果が出て、それ以上では悪い結果になる(またはその逆)のことを

U字効果U字現象と言います。

東北の芸人さんではありません。

 

運動習慣に関しては、やりすぎは良くないということが言われていましたが、

以前に紹介した論文では「持久力は高ければ高いほど良いよ」という結果でした。

参考:タバコよりも体力低下の方が死亡率をあげる?

 

今回紹介した論文によると、筋トレに関しては、やりすぎは良くないようです。

 

私のような筋トレ嫌いには最高の結果❤

 

ムキムキになってどうするのよ。

そんなの見せられても言葉に困るだけよ。

握力が60㎏を超えるとリンゴをつぶせるっていうけれど、

リンゴをつぶす必要なんてないよね。

 

そんな考えなので子どもと同じような体系・・・。

 

しかし、そんな私でも週1回の筋トレならがんばれそう!!

 

ただ・・・この論文、

筋トレ習慣は自己申告なので、どんなトレーニングが良いかなどはわかりません。

 

私が思うに、見た目をよくする表層の筋肉の筋トレよりも、

深層の筋肉の筋トレの方が健康に対する効果は高そうですけどね。

 

最後に・・

筋トレによる健康への効果は、筋トレによる体重減少が間接的に関係していそうだと述べられています。

週4回以上の筋トレだと、筋肉量が増えすぎて体重が増えるのかな・・とも思います。

 

引用元は

Liu, Yanghu et al. Associations of Resistance Exercise with Cardiovascular DiseaseMorbidity and Mortality.Medicine & Science in Sports & Exercise:2018. doi: 10.1249/MSS.0000000000001822

こちらでAbstructだけ読めます

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