わたくし、めっちゃご飯とお菓子をたくさん食べるんです。
30歳代になってからご飯の量はやや減りましたが、
平均以上は食べてると思います。
先日も一人で焼き肉の食べ放題に行って90分を戦い抜きました。
「そんなに食べて太らないんですね」
とよく言われます。
いや、別に痩せてないんですけど。
身体は全体的に曲線なんですけど、
確かにすごく太っているわけではありません。
おそらく、そんなに太っていない理由は、
ジュースとお酒をほとんど飲まないから
だと思います。
やっぱり液体は効率的にカロリーを摂取できるのでしょう。
運動習慣がある人でも、ジュースやお酒が大好きな人って、
20歳代後半から急激にポッチャリしてきますよね。
ジュースは飲みすぎると生活習慣病になると言われているのですが、
この度、医学4大雑誌の一つJAMAから新たな研究が発表されました。
ジュースの種類でなりやすい病気が違う??
研究はヨーロッパ10か国、45万人以上を対象に行われました。
さすがJAMAに載るような研究。
規模がすごいですね。
ヨーロッパの10か国は、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、オランダ、ノルウェー、スウェーデン、スペイン、イギリスです。
ワールドカップの決勝トーナメントみたいなラインナップ。
1992年から2000年にかけてEPICという研究に登録した人を対象に研究参加者を集め、2018年時点での全死亡率と原因別死亡率を計算しています。
初回登録の時にガンや心血管疾患などにかかっている人は除外されています。
そしてこの研究ではジュース(soft drinks)の摂取と死亡との関連を調べています。
ここでいうジュースとはアルコールの入っていない飲み物です。
英語でsoft drinksと表現されていますが、
日本語でソフトドリンクと言うとお茶、水、ジュースなどのノンアルコール飲料全般を指すと思いますが、
ヨーロッパではお茶や水は含まず、いわゆる「ジュース」と呼ばれるものがsoft drinksに当たるらしいです。
この研究ではジュースでも、「砂糖」の入った甘いジュースか、「人工甘味料」の入った甘いジュースかで分けて検証しています。
研究参加者の平均年齢は50歳、71%が女性でした。
研究終了時に、45万人の参加者のうち約4万人が死亡していました。
では死亡とジュース消費との関連はどうだったのでしょうか。
ジュースを月にグラス1杯未満しか飲まない人(ほとんど飲まない人)に比べて、
日にグラス2杯以上飲む人は、
全死亡率が1.17倍高いという結果でした。
うん、そんな気がしますね。
砂糖の入ったジュースを飲む人の場合、ほとんど飲まない人に比べて、
死亡率は1.08倍
人工甘味料入ったジュースを飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて、
死亡率は1.26倍
でした。
人工甘味料の方が高いんですね。
ジュースの甘味ってほとんどアステルパームとかの人工甘味料かブドウ糖果糖液糖とかの異性化糖じゃないですか?
異性化糖も人工甘味料と同等と考えていいと思います。
怖い怖い。
とりあえず、ジュースをたくさん飲み続けると死亡率が上がり、
砂糖で甘みをつけたジュースよりも人工甘味料で甘みをつけたジュースの方が死亡率が高くなる。
という結果ですね。
さらにこの研究では死亡原因との関連を調べています。
すると、
砂糖で甘みをつけたジュースをたくさん飲む人はジュースを飲まない人に比べて、
消化器系の病気が原因での死亡率が1.59倍高く、
人工甘味料で甘みをつけたジュースをたくさん飲む人は、ジュースを飲まない人に比べて、
心血管疾患が原因での死亡率が1.52倍高かったのです。
心血管疾患は脳卒中や心臓病のことです。
いわゆる生活習慣病と言われるやつです。
この研究の結果では、
なんと、ジュースの甘味のつけ方の違いによって死亡原因が変わるかもしれないんですね。
この研究はもちろん家族歴などは調整されていますが、
例えば家族に消化器がんで亡くなった人がいる場合、砂糖を含むジュースは控えた方が良いという風に考えることができると思います。
そして、この研究は「ジュースの摂取は制限すべきである」と結論付けています。
ジュースの飲みすぎはやっぱり良くないという事が分かりましたね。
この研究の対象者は主に中年期以降の人が多いと思いますが、
小さい時からジュースの飲みすぎは将来の生活習慣病を引き起こすことが分かっています。
子どものころから気をつけなければいけませんね。
そして、お菓子にもたくさんたくさん人工甘味料が入っている・・。
私もお菓子を控えないと・・・・・・・うーーん・・・できません。
引用元はJAMAの最新論文から
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