私がヨーロッパに行っている間に東海地方は梅雨入りをしていたんですね。
どうりで暑いと思いました。
この季節、人間はしんどいですが虫さんたちは元気になってきます。
おうちにも虫がだんだんと入り込んでくるのではないでしょうか。
私のうちにもいます。
ここにもいる。
またいた!!
ここも!!!!
おい!多すぎやろ!!!
どうやら虫たちがうちの中で大量発生しているのです。
ちがいます。
ゴキブリちゃんではありません。
それも、ちがいます。
コバエではありません。
小さな甲虫みたいな虫です。
ネットで検索すると、ジバンムシっていうタバコとか畳を食べるような虫っぽい。
うちは畳もちゃんとしたやつはないし、タバコも誰も吸わへんのやけど。
やけにたくさんいます。
つぶしてもつぶしても出てくる。
一度気になると小さな小さな虫ばっかり気になる。
どこから出てきとんねん!!
家族総出で発生源の捜索が始まりました。
虫ちゃんが最もたくさんいたのは1階です。
まず疑ったのはキッチン。
洗い場や冷蔵庫の中、ごみ箱周辺など虫ちゃん発生確率の高い場所を捜索します。
しかし、発生個所っぽいところはみつかりません。
そして、風のうわさでこんなことを聞きます。
「家の中の虫って、小麦粉とか粉から発生するらしいよ」
それに関しては用心深い妻がすでに粉は冷蔵庫で保管しているので問題なしでした。
しかし、キッチン横の食糧棚にもしかしたら期限の切れた未確認の粉があるかもしれない。
そう思って、次は食糧棚を大捜索。
粉が見つかりました。
古い片栗粉です。
しかし、アンティークが嫌なのか、とろみをつけられるのが嫌なのか、
虫の姿も形もありません。
お米の入ったケースももちろんチェック。
コメしかありません。
お米ケースですから。
そんな大捜索をしている最中にも、どこからともなく出てきた小さな虫ちゃん。
テクテクテクテクと床を歩いています。
私たちをあざ笑うかのように。
どこから出て来とんねん。。。
キッチンから離れ、トイレ、お風呂、洗面所、洗濯機周辺など、やっぱり虫ちゃんが好きそうなところを捜索しますが、発生源はなさそうです。
んん・・・??
大量発生している近くにもう一つクローゼットがあります。
私たちは目を見合わせ、
「まさかね」
「ここは虫が食べるものなんてないよね」
と言いつつ、そのクローゼットの捜索に着手しました。
そこは、掃除機や洗剤のストック、ティッシュのストックなどがしまってある日用品のクローゼットです。
もちろん普段、虫などいません。
しかし・・・・
そのクローゼットの中には・・・
いたのです。
ウロウロウロウロ。
カサコソカサコソ。
虫ちゃんが行進しています。
まちがいない。
ここで発生している。
・・・でもどこで・・・??
ティッシュは・・・?
違うね。
トイレットペーパーは・・・?
うん、いないよ。
と探していると、ある大きな袋を見つけました。
もしかして・・・・
恐る恐るその袋を見ます・・・・
いました!!!
たくさんたくさん。
虫の集合住宅です。
ついに発見したのです。虫ちゃんの発生源を。
その袋は、
子どもの紙オムツの袋でした。
娘もトイレが自分でできるようになり、しばらく紙パンツを使っていませんでした。
でも、また使うこともあるだろうということで置いていたのです。
だいたい袋の中には20枚程度のオムツが入っていました。
そのオムツの山が、虫ちゃんたちのタワーマンションになっていたのです。
これはスーパーサプライズ。
まさかオムツに虫が大量発生するなんて・・・。
すぐにオムツの袋ごと燃えるごみの袋に入れました。
そして棚を綺麗に掃除して・・・
その後、しばらくは残党を見かけましたが、1週間もすると虫を見かけることはなくなりました。
めでたしめでたし。
ちょうど、その虫事件があったころからでしょうか。
娘は外でダンゴムシを捕まえるのが大好きになりました。
みんなで虫を大捜索したのが楽しかったんでしょうか。
そして、ある日私と娘でショッピングセンターに行きました。
そこであるクレーンゲームを見て娘が大興奮。
「ぱぱ!とって!とってとって!!!」
娘に応援されながら頑張って取ったクレーンゲームの景品がこちら。
大喜びの娘と私。
悲鳴をあげて怒り、そして呆れる妻。
娘の手と比べるとこんなに大きい。
かわいいでしょ??
この子の裏側はこんな感じ。
おやすみなさい。