4月1日は私の誕生日。30年間の軌跡。

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私の誕生日は4月1日でした。

 

ウソではありません。

 

 

ついに20歳代も後半・・・・

 

 

ウソです。

 

 

30歳代です。

 

 

 

30歳を越えてから、自分の年齢を数えるのを忘れていますが、

今年はもはや自分の誕生日も忘れていました。

 

 

せっかくなので今までの誕生日を振り返ってみたいと思います。

 

 

 

そもそも4月1日っていうのは特徴的な日で、

学年を決めるのが、4月2日から翌年の4月1日までとなっています。

 

つまり、4月1日は一つ上の学年に入るのです。

学年で一番若い。

 

 

小学生までは成長に関して圧倒的に不利なので、

背も小さく、足も遅く、サッカーをやっても大きな選手に弾き飛ばされていました。

 

でも高校生や大学生では成長も追いつき、むしろ学年で一番年を取るのが遅いので、友達が年を取る度に羨ましがられていました。

 

誕生日30年間(とちょっと)の軌跡

 

4月1日が誕生日だと、上に書いたような特徴がありますが、

最も良いことは多くの人に誕生日を覚えてもらえることです。

 

だって、2月29日の次に凄くない?

 

しかし、最も悲しいことは4月1日っていうのはみんな忙しい時期。

学年も変わる春休みで、覚えてもらえるのに祝ってもらえない

 

 

0歳の時

私が娘の誕生に感動して、本当に幸せだったのと同じように、

両親は(祖父母も)私の誕生をとても喜んでくれたことでしょう。

でも、知らない。

 

 

5歳まで

私たちが娘の誕生日を大喜びして盛大に家族パーティーを開くのと同じように、

毎年家族に祝われた幸せな誕生日を過ごしました。

5歳の時にケーキにかぶりついている写真が実家に残ってたけど、

そのころからケーキが大好きなんだと我ながら呆れました。

 

小学生のころ

この頃から友達にも祝ってもらいたいという願望。

だって友達は「誕生日会」とか開いて、お母さんのおいしい手料理を囲みながら、

みんなでお菓子を食べたりゲームをしたりするんです。

私も多くの友達の誕生日会にお呼ばれしましたが、

私の誕生日は春休み中という事もあり、なかなか開くことができません。

しかし、5年生の時に誕生日会を開きました。

楽しかったなぁ。誰を呼んだか忘れたけど。人生ゲームをやった気がする。

 

中学生のころ

付き合う友達もだんだん固定されてきて、毎年同じメンバーで誕生日にマクドに行ったり、映画に行ったりした気がします。

ただ、誕生日だから遊びに行ったというより、いつも遊んでるメンバーがたまたま誕生日だったみたいな感じ。

 

高校生のころ

携帯電話が普及してきました。

このころから誕生日おめでとうメールが来るようになりました。

私もメールをもらう以上、友達の誕生日も一生懸命覚えてメールを送るようにしていました。

今のようにグーグルカレンダーとかあれば便利でしたね。

親からは「おめでとう」と言ってボーナスで1万円をもらえるようになりました。

毎年本とかお洋服を買いました。

 

大学生のころ

「誕生日」の全盛期でしょうか。

自分も一人暮らしをしていたし、みんな自由に出歩いていたので、

毎月のように誰かの誕生日パーティーがありました。

私も友達にサプライズパーティーをしてもらいました。

思えば友達にパーティーを開催されたのは初めてだったので嬉しくてわんわん泣いたのを覚えています。

このころは携帯からスマホに変わり、誕生日おめでとうメールもたくさん来ました。

SNSの草分けのような存在のmixi(ミクシィ)が流行し、mixiに誕生日をみんな公開していたので、

友達の誕生日を忘れることもなくなりました。

 

20歳代

大学を卒業してしばらくは、毎年「誕生日おめでとうメール」が来ました。

「メール」は、LINEに変わりましたが。

しかし、社会人になると4月1日はとっても忙しい日。

年齢と共にメールも減ってきました。

私も友達にメールを送ることも減りました。

mixiはFacebookに変わり、誕生日おめでとうメッセージが来ることも増えました。

 

20歳代後半から30歳代前半

Facebookには仕事関係の投稿をする人も多く、とても疲れてきました。

InstagramTwitterのような気軽なものに変わり、だんだんと誕生日にメッセージをやり取りすることも減りました。

Facebookに変わらずにメッセージをくれる人もいますが、Facebookにログインすること自体が減り、そのメッセージにゴールデンウィークくらいに気づき慌てて返信するという・・・。

自分も結婚して、誕生日は新しい家族が祝ってくれるようになりました。

 

今年

ついに私は自分の誕生日を忘れていました。

気づいたのは朝に来たアプリのメッセージ。

 

「誕生日おめでとうございます!4月末まで使える100円クーポンをお届けします!」

 

そうか、今日誕生日やったんや。

何歳やったっけ?

 

って、100円!!?

高校の時の100分の1や。

 

しかも1か月しか使えへん。

 

若いって素敵ね。

 

 

今年は家族みんなで外食はできませんでしたが、

今日みんなでケーキを食べました。

 

私と同じチョコのショートケーキを食べている娘。

私を見て同じ行動をする娘。

ケーキの周りのビニールについたチョコレートも残さずフォークで削り取って食べる娘。

 

「ほら真似した!そんな卑しいことしないで」

と妻に怒られる私。

 

 

でもおいしいチョコケーキ。

 

そんな誕生日がとても幸せだと思える年齢になりました。

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