「おさるのジョージ」子ども向けアニメ最強説

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おさるのジョージが大好きな4歳の娘。

 

毎週土曜日の朝はテレビにかぶりついています。

 

土曜日朝の「おさるのジョージ」に、次の「おしり探偵」

そして日曜日夕方の「きかんしゃトーマス」

 

もっと小さかったころは、毎日見ていた「いないいないばあ」や、

シリーズで放送していた「のんたん」、そして「がんこちゃん」

などなど、ずっとEテレにはお世話になりっぱなし。

 

これだけお世話になるとNHK様様なわけで、払うべき受信料はちゃんと払いますし、頼むからぶっこわさないでねと思います。

 

そんなことはさておき、

数あるアニメの中で、子ども(未就学児~小学低学年程度)に見せるべき最強のアニメは

「おさるのジョージ」だと思うのです。

 

おさるのジョージ最強説

 

なぜおさるのジョージが最強アニメなのか。

その理由は7つあります。

 

1.好奇心・チャレンジ精神

アニメ「おさるのジョージ」の英語名はCurious Georgeです。

「好奇心旺盛なジョージ」という意味。

その名の通り、ジョージは好奇心旺盛。

目に映るもの全てに興味を持ち、どんどんいろんなことに挑戦していきます。

そんなおさるは子どものヒーロー。

ビビりな我が娘もジョージに勇気をもらっています。

 

2.失敗の仕方が上手

ジョージは必ず失敗します。

でも諦めません。

おさるのジョージのアニメでよくあるシーン。

ジョージが何かをやってうまくいきません。

「こうしてみたらどうでしょう?」と考えます。

そしてそれを実践する。

でも、うまくいきません。

再び改善策を考える。

そしてそれを実践します。

うまくいきました!!

 

人(とサル)は失敗から多くのことを学ぶのです。

ジョージは失敗を生かして必ず最後は成功させます。

どんなに勉強ができても、上手に失敗が出来なければ成長はしないと思います。

 

3.だれも怒らない

絵本の世界でのジョージは良く怒られていますが、

アニメの世界ではだれもジョージを怒りません。

おさるに怒ってもしょうがないと思っているのでしょうか。

でも知能は5歳児程度らしいので、十分怒ってもいいと思います。

今、「褒める育児」が賛否両論の論争を巻き起こしていますが、

黄色い帽子のおじさんのジョージへの対応はとても素晴らしいと思います。

失敗しても怒らない。そして禁止をしないのです。

「あれはダメ」「これはダメ」と言っていたら、

上手な失敗もできません。

必ず「よし!やってみろ!」と言うのです。

そしてジョージはやってみて失敗する。

あぁ・・・私もそうなりたい。

 

4.科学的思考

ジョージは何事にも挑戦します。

その挑戦は初めは失敗するのですが、成功に導くときの描写に実に科学的な要素がちりばめられているのです。

車の動く仕組み、船の浮く仕組み、身体の中、数の数え方、動物の自然の様子・・・

毎回が理科の授業です。

カワウソの巣の話なんて最高でした。

自由研究のネタがなくてキットやユーチューブに頼るくらいなら、

ジョージの中にいくらでも出てきますよ。

 

5.「正義」と「悪」がない

さて、5番目になりましたが、私が最も素晴らしいと思う点です。

ジョージのアニメには(絵本も)、「正義」「悪」がありません。

特に日本の子供向けアニメは「正義」と「悪」が設定されていることが多いです。

誰でも一度はお世話になるアンパンとバイキンの総合格闘技も然り。

 

「正義」「悪」が設定されていると、どうしても「正義」の価値観が正しいと思ってしまわないですか?

「ばいきんまん」なんて、何も悪いことしてないのにやっつけられてる時がありますよね。

「正義」がいつも正しいとは限らない。

大人ならわかるのですが、子どもにそれを説明するのは難しく、

「正義」=「正しい」と、ある意味偏った価値観を植え付けることになると思います。

おさるのジョージはそんなことはありません。

ゆっくり楽しんで見ていられます。

 

6.出てくる人の人種・設定が豊富

「おさるのジョージ」の主人公はおさるです。

舞台はアメリカ合衆国(おそらくニューヨーク)です。

さすがに様々な人種が登場します。

出演する人は白人、黒人、黄色人種など様々。

そして時にはヨーロッパやアフリカ、南米、アジアの文化も取り入れられています。

ジョージが日本に旅行に来た時のニホンザルとの大騒ぎの回はとても面白かったです。

そして他にも、

場面は「都会」と「田舎」に分かれており、

どちらの良いところも悪いところも表現されています。

さらに・・・

よく登場するビル、アリー、スティーブとベッチィ、マルコという子どものキャラクターがいるのですが、

ビル・・母子家庭

アリー・・祖父母に育てられている

スティーブとベッチィ・・叔母さんに育てられている

マルコ・・おそらく両親と住んでいる

と、様々な家庭環境なのです。

何というか、子どものころからジョージを見ていると、自然と「多様性」に適応する価値観が育ちそうだなと思います。

(現状の日本では社会が多様性を受け入れていないので、結局難しいでしょうが)

ジョージを見て差別・偏見をしない人に育ってほしい。そう思うのです。

 

7.大人も楽しめる

最後に・・・

おさるのジョージは大人が見ても面白い。

これって子ども向けアニメのとても大切なことじゃないですか?

子どもにアニメを見せておいて、自分は他の用事をするっていうのが王道だと思いますが、

時には子どもと一緒にゆっくり見るのも良いですよね。

娘も「ぱぱ、一緒に見よ!」といつも言っています。

子どもはアニメを見たいのではなくて、アニメを親と一緒に見たいのです。

そして、一緒に見ていても横で大人がウトウトしてたり、スマホに夢中になっていたら子どももきっと寂しいでしょう。

子どもだってアニメを見ながら大人と共感したいのだと思います。

おさるのジョージは、私たち大人も毎週楽しみにするほど面白いです。

子どもと一緒に見ても飽きずに素晴らしい時間を過ごせます。

 

 

仕事で教育に携わっている今、「教育の根源は家庭」であることが身に染みて感じます。

自分でしっかり子どもを教育しろよ!と思うのですが、

おさるのジョージからは親子ともども学ぶことが大変多いわけであります。

これからもお世話になります。

・・・私も頑張ります。

 

おさるのジョージの第1話、素敵ですよ。心が洗われる。

 

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