クリスマスも冬休みも終わり、
冬の楽しみはもう終わり。
早く春になってほしい。
私は残り1か月くらいの寒い季節を冬眠して過ごしたい気分ですが、
保育園に行く娘はマラソン大会に大張り切りです。
わたし、マラソン大嫌いだったな。
嫌いな冬に大嫌いなマラソン。
余計冬が嫌いになりました。
そんなマラソンを張り切って頑張る娘は何と誇らしいことでしょう。
自分まで走りたくなってしまいます。
マラソンが嫌いとは言いましたが、
マラソン大会出場のような目標があると案外楽しかったりするんですよね。
大人になってからは楽しめるようになりました。
もちろんフルマラソンは走れませんが。
さて、マラソンは健康に良いと言われ、運動不足になりがちな冬にやることが多いのですが、
本当に健康に良いのでしょうか。
もちろん、運動はスバラシイというのが一般的な常識ですが、
きつい運動は寿命を縮めるという研究結果もあるのです。
この度、新たなマラソンの効果を検証した論文が出ましたので紹介します。
はじめてのマラソン練習が血管を若返らせる?
ロンドンマラソンに出るために練習をした運動習慣のない健常者が研究対象です。
つまり、マラソン経験はないけどロンドンマラソンに出るために6か月の間練習をした人たちです。
練習開始前からマラソン2週間後まで、
中心動脈血圧、血管の固さ、血管の伸展性を調べました。
そして、血管の固さなどから血管年齢を計算しました。
上行大動脈と下行大動脈(肺動脈との交差部および横隔膜部)で測定されました。
21から69歳の138人(男性49%)が対象になりました。
それぞれが平均1日約10-20㎞のマラソントレーニングを行いました。
10㎞!!!
ほんまに初心者か??
さて、トレーニングの効果はいかに。
トレーニングの結果、
収縮期(最高)血圧が4mmHg、
拡張期(最低)血圧が3mmHg
低下しました。
平均でこれなのでかなりの効果があったのと思います。
血管の伸展性は、
下行大動脈で上がりましたが、上行大動脈では変化がありませんでした。
下行大動脈の肺動脈との交差部では9%、
横隔膜貫通部では16%も伸展性が増加しました。
動脈が柔らかくなったという事です。
動脈硬化が改善されているのかもしれません。
そして血管年齢は・・・
下行大動脈の肺動脈との交差部では3.9歳、
横隔膜貫通部では4.0歳
若返りました。
マラソン大会に出るために半年間練習すると、血管が4歳程度若返って、とっても健康になるという結果でした!!
やっぱり冬にマラソンをするのって良いのかもしれません。
さらにこの結果は、高齢者ほど、走る速さがゆっくりな男性ほど効果が高かったのです。
もとの身体機能が小さいほど、新たな運動をすることで効果が出やすいのかもしれません。
運動はいつ始めても遅くないってことですね。
そして、速く走らなくてもゆっくり走ることで血管が若返るというのはとても良い結果ですね。
きっと楽しく運動することが良いのでしょう。
じゃあ私も少し走ってみようかな。
でも寒い。
引用元