食わず嫌い4歳児の新たな好物

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今年は9連休だった年末年始。

 

ダラダラと過ごすのにいい機会でしたね。

年末年始の楽しみと言えばゴチソウ

 

今年は札幌に出張に行った時に私が買ってきたタラバガニをはじめゴチソウがたくさんありました。

 

そのゴチソウの中の一つ。

年末になり、毎年知り合いがカキを送ってくれるのですが、

今年もたくさん送ってくれました。


箱いっぱいのカキちゃん。

養殖カキなのでとっても大きい。

 

 

大晦日のパーティーの前日にカキを受け取った私。

 

みんなでパーティーをする前に、こっそり一人でつまみ食いをすることにしました。

 

妻は出かけています。

お家にいるのは4歳の娘と私。

 

カキをつまみ食う絶好のチャンスです。

 

 

 

カキを温め始めます。

 

 

 

さて、4歳になった我が娘も私に似て食べ物に対する執着心が強いのですが、

4歳らしく食わず嫌いも多いのです。

 

特に、見た目があまりよろしくないようなものは食べようとしません。

 

 

もちろんカキは食べようとしないでしょう。

 

チョコレートもチキンもアイスクリームも、

私が好きなものはことごとく娘も大好き。

 

いつも取り合いをして喧嘩をしています。

 

カキが大好物の私。

 

以前、カキで食中毒になりましたが、それでも大好物です。

 

カキの味はまだ4歳に教えるわけにいきません。

 

 

 

 

そんなことを考えている間にカキが温まりました。

 

ホカホカのカキ。

 

 

じゅるり

 

 

ぺろり

 

 

アツアツのカキが口の中で破裂して、

一瞬の大騒ぎののち、

栄養満点の海のミルクがあふれ出します。

 

 

あぁ・・・・幸せ。

 

アツアツのカキは最高においしい。

 

天にも上る気分です。

 

 

 

 

 

 

「何食べてるの??」

 

 

 

 

 

現実に戻りました。

 

 

そこには、リトルママと化した娘が腰に手を当てて仁王立ちしています。

 

 

「カキやで」

 

 

「私も食べたい」

 

 

パパがおいしそうに食べているものは、おいしいに決まっている。

 

そう思ったのでしょう。

 

カキは大人はおいしいと思っても子どもはおいしいと感じるかどうかは・・・

それにこの見た目・・・。

お世辞にも子ども向けの見た目ではありません。

 

きっと、見たら食べる気をなくすでしょう。

 

 

「ほら、これがカキやで」

 

 

「ふうん。食べてみたい!」

 

 

 

食わず嫌いはどこ行ったんや!!

 

 

 

食べてみたいの?

 

見た目で気持ち悪くて諦めるかと思ったのに。

 

 

何か感が働いたのか、私の考えが見透かされているのか、

第1の壁は簡単に突破されました。

 

 

 

 

「カキは苦いよ」

 

 

 

「食べてみたい!」

 

 

 

 

ですよね。

 

 

 

4歳にもう「苦い」は通用しません。

第2の壁も簡単に突破。

 

 

でも、カキは本当に少し苦いのだが。

 

 

 

一口食べて諦めてもらおう。

 

 

 

「じゃあここ、かじってみて」

 

 

 

カキのビロビロした部分をかじらせました。

 

 

 

 

「おいしいよ!」

 

 

 

 

壁がなくなりました。

 

 

 

「そっちもちょうだい」

 

 

カキのプリッとしたとこをせがまれます。

 

 

 

ここは本当に苦いのよ。

 

でも、ここを食べて万が一おいしいと感じてしまったら・・・・

カキについてもこの4歳児が強力なライバルになる・・・。

 

 

 

横で目を輝かせてカキのプリッとしたとこを待つ娘。

 

食べさせるしかありません。

 

 

 

はい、どうぞ。

 

 

パクリ!

 

 

もぐもぐ・・・

 

 

 

 

さあ、どうかな?

 

子どもの舌にはきっと・・・・

 

 

 

 

「おいしいよ!!カキおいしい!!!」

 

 

 

 

 

あっさりと天守まで陥落しました。

強力ライバル誕生です。

 

 

 

 

 

「苦くないよ。このカキ甘いよ」

 

 

 

 

通のようなコメントをするな!

 

 

 

 

つまみ食いをしていることはママに内緒やで。

 

といって、2人で仲良く8匹もつまみ食いをしました。

 

 

 

 

ママが帰宅した時に、

 

「ねぇ!ママ!!!カキおいしかったよ!!!!!」

とすぐに報告していたことは言うまでもありません。

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