動かないと脳が小さくなる

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どれだけ身体を動かしているか

 

を、「身体活動量」といいます。

 

運動や家事、仕事、趣味などで身体を動かすすべての量のことです。

 

病気や怪我の予防の分野で身体活動量はとても注目されています。

 

身体活動量が少ないこと」が原因で病気などになり、

世界中で年間500万人が亡くなっています。

 

潜在的な死亡原因の1位であり、タバコよりも多いです。

 

身体を動かすことはとても大切だということですね。

 

身体活動量と認知症の進行に関して調べた研究がありました。

研究はこちら(無料で見られるのは抄録(まとめたもの)だけです)

 

身体活動量を増やしたら認知症が予防できるのでしょうか?

 

正直、それはわかっていません。

 

しかし、進行を遅らせることはできるかもしれません。

 

この研究では60歳以上の人3714人のデータを検証しています。

10年間で236人が認知症が進行しました。

 

身体活動量が多い順に4つのグループに分けたとき、

最も活動量が少ないグループは最も多いグループに比べて1.5倍認知症が進行する可能性があることが分かりました。

 

きゃーーー!!

 

さらに、身体活動量が多いほど脳の大きさや海馬の大きさが大きいことが分かりました。

海馬は脳の中にあって、主に記憶をしている部分です。

 

運動などによって活動している人は、血液が流れる量が多くて脳が小さくなりにくいのかもしれません。

 

若いうちの運動不足は将来の生活習慣病の原因になるし、

年をとってからはさらに認知症が進む原因になる。

 

一生動き続けないといけないのか・・・・。

 

マグロやカツオじゃあるまいし・・。

 

引用元の論文はこちらです。

Tan, Zaldy S., et al. “Physical Activity, Brain Volume, and Dementia Risk: The Framingham Study.” The Journals of Gerontology Series A: Biological Sciences and Medical Sciences (2016): glw130.

 

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