茶色く地味
そして小さいながらも
圧倒的な存在感。
近くに寄ると・・・
その甘い匂いが胃を絞めつける。
ぱくり。
一口食べると
視床下部がフル稼働し、
全身の臓器で小さな巨人を受け入れます。
チョコレートを食べてるときって本当に幸せ❤
チョコレートってなんて人をHAPPYにしてくれるのでしょう。
なんて考えていると・・
チョコレートとうつ病に関する最新の研究を見つけました。
最近、チョコレートが健康に良いという研究結果が結構出ていますが、
うつ病との関係はどうなのでしょうか?
チョコレートはうつ病の予防に効果があるか?
研究はアメリカで行われました。
この研究の特徴は対象者が多いことです。
20歳以上の13,624人のデータを集めています。
対象者は1日当たりのチョコレート消費量を記録します。
チョコレートおよびダークチョコレートを消費しているかどうかも記録します。
ここではダークチョコレートとはカカオ含有率が45%以上のものと定義しています。
うつの傾向があるかどうかはPHQ-9という質問票を使っています。
PHQ-9は1問3点の質問が9種類あり、その合計点が高い方が重症のうつ状態だと判定されます。
この研究では、10点以上または10点未満に分けて、10点以上をうつ状態である、10点未満をうつ状態でないと定義しています。(この定義は先行研究で信頼性と妥当性が認められています)
その他、エネルギー摂取量、砂糖摂取量、身長、体重、年齢、教育歴、収入、身体活動、人種、喫煙などが交絡因子として調査されています。
以上のデータから、チョコレート消費の有無または消費量とうつ状態に因果関係があるかどうかが調査されました。
非常にシンプルでわかりやすい研究です。
この研究の結果、
チョコレート消費の有無とうつ状態の間には因果関係はありませんでした。
なーんだ・・。
しかし・・・
ダークチョコレートを消費する人は、消費しない人に比べて、
うつ状態である割合が少ないことがわかりました。
そのオッズ比は0.17です。
ダークチョコレートを消費する人はしない人に比べてうつ状態である割合が17%(約6分の1)ということです。
交絡因子で調整するとオッズ比は0.3になりますが、
やっぱりダークチョコレートの消費とうつ状態でないことには因果関係がありました。
次にチョコレートの消費量とうつ状態の関係です。
チョコレートの消費量は多い順に4グループにわけられました。
一番少ない群が1日4-35グラム、一番多い群が1日104-454グラムです。
アポロチョコレートひと箱が約50gなので、1日100グラム以上ってものすごい量ですね。
さて、チョコレート消費量とうつの関係ですが、
ダークチョコレートの消費で調整すると、チョコレート消費量の最も多いグループは、チョコレートを食べない人に比べてうつ状態である割合が57%低いという結果でした。
チョコレートを100グラム以上ならきっと食べられるけど、ダークチョコレートを100グラムって・・・。
この研究の結果、
チョコレートというよりもダークチョコレートがうつ状態と関係していることが分かりました。
ダークチョコレートをたくさん食べている人は、うつ状態である割合がとても低かったのです。
さらに研究は必要ですが、ダークチョコレートを食べることがうつの予防・改善に有効かもしれません。
なぜダークチョコレートなのか・・・。
その理由は、この研究からはわかりません(もちろん論文の著者もあまり触れていません)
カカオはいろいろな健康に良い効果があると言われています。
特に血管に良いと言われていますが、そのような作用がうつ状態にも効果を及ぼすのかもしれません。
何はともあれ、チョコレートを食べてるときってとっても幸せですね。
さて、チョコレート食べよっと❤❤
研究はDepression & Anxietyという雑誌から。インパクトファクターは4.9です。
全文読めます
今度
ランキングから来ました。
ダークチョコレートがうつ病に聞くとはいいことを聞かせてもらいました。
自分もチョコレートが好きなので食べていきたいと思います。
Yasunariさん
はじめまして!
コメントありがとうございます。
ダークチョコレートは他にも心臓病やガンの予防になるという研究もありますよ!
たくさん食べましょう♪