リアル版金盾-波乱の中国旅行第6話-

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波乱の中国旅行。

忘れそうでしたが目的は学会です。

 

学会ではポスター形式で発表。

ポスターを指定された場所に貼り、所定の時間にポスターの前で研究内容について討論するのです。

 

 

 

会場にはケータリングの食べ物や飲み物。

おいしいチョコケーキがあり、3つほど頂いている時に私のポスターの前に人が集まっているのが見えました。

 

 

めずらしいこともあるもんやな。これはチャンス。

 

 

近づくと、中国人4人が中国語で大激論をしている。

私のポスターを指さしながら。

 

「このポスターの研究者ですねん。紹介してもよろしですか?」と英語で話しかける私。

 

 

 

大激論中の中国人。一瞬会話が止まります。

 

次の瞬間、私は愕然としました。

 

 

中国人の一人が質問をしてくれたのです。

 

 

 

 

 

中国語・・・・・。

 

 

 

 

 

ごめん・・・・わからん・・・。

 

 

 

「英語で話せませんか?」

 

 

 

しかし返答は明らかに中国語・・・・。

 

 

 

ごめん・・・わからん・・・・・。

 

 

そして激論をしていた中国人は去って行ってしまった・・・中国語でワイワイと話しながら・・・。

 

 

 

私の研究に何を言ってたのよ。教えてよ。。。

いやいや、国際学会やねんから言語は英語やろ。

 

 

 

 

うすうす感じてはいましたよ。

32番窓口を伝えてくれた虹橋空港駅のお姉さんのころから。

 

中国は本当に英語が通じない。

 

 

 

 

その通じなさ。日本以上。

 

 

 

それはその日の夕方にも痛感するのです。

 

 

学会の後、夜はちょこっと観光。

 

 

行先は夫子廟。

南京では基本の観光地です。

トリップアドバイザーにもエクスペディアにも地球の歩き方にも必ず載っている。

 

 

こーんな綺麗な観光地。

さすがにここでは英語通じるやろ。

 

 

 

 

ご飯を食べようとフードコート的なところへ。

 

 

おいしそうなものを見つけ、

指をさしてそれちょうだい

と英語で言います。

 

 

今まで行った外国ではどこでもこれで食べ物を手に入れられました。

 

 

しかし、ここではルールが違うらしく、

盛んに中国語で、「こうして、ああして」と早口で説明してくれる。

 

 

 

・・・全くわからん・・。

 

 

 

これは・・リアル版金盾や。

 

ルールがわからず、あえなく撤退。

 

 

観光地でご飯を食べるのに苦労するなんて・・・。

 

 

 

しかし、南京には南京ダックなる名物があるらしい。

 

金盾をかいくぐって調べた情報によると、

塩味のよく聞いたカモのお肉で、それはそれはおいしいとのこと。

 

それだけは絶対に食さなければ・・・。

 

 

 

 

食べ物を得るために手段は選べません。

真似っこ作戦に変更。

 

 

 

中国語は上手に真似できひんけど。

中国人の行動なら・・

 

 

 

・・・このお店のお肉・・おいしそう。

 

 

ターゲットを決め私はその時を待ちました。

 

 

 

数分して、中国人が入店。

 

私はその後をコッソリとつけました。

 

中国人は食べたいものを物色して、奥のカウンターへ行き言葉で注文している。

 

なるほど、そのカウンターに行けば良かったのね。

相変わらずわかりにくい事この上ない。

 

 

しかし、中国人の行動の一部始終を観察した私。

万全の体制を敷くためにネットでカタカナの発音を調べる。

 

 

奥のカウンターで指さし&カタカナ中国語で注文。

 

 

 

 

 

大盛りのカモ肉を手に入れました!!

 

しかも謎のソースもサービスしてくれる中国流おもてなし。

私も中国人の仲間に一歩近づいた気がしました。

 

 

 

 

これがその南京ダック(ダックなのにカモ)。

システムには不満大ですが、味と量は最高でした。

写真にはありませんが、謎のソースは激辛でした。

 

その後は喉が渇きすぎてマンゴージュースをがぶ飲み。

ストローが真っ直ぐなのと、絡まったやつとどっちがいい?

みたいなこと聞かれました。

 

 

 

 

どっちでもええわ!!

 

 

 

 

 

 

しかし・・・・

ここまで来て真っすぐのを選ぶわけにいかぬ。

 

 

 

絡まったのを頼みました。

 

ホテルに帰還後、私は中国語を学べるアプリをダウンロードしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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