2年前の悪夢

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私は正月はもりガールとブリちゃんをおいて、一人で実家に帰っています。

 

結婚してからずっとそうです。

 

年末はもりガールの実家へ行き、年を越してから帰るのが最近の通例です。

 

その理由はいくつかあります

 

1.車で帰ると混むから(一人なら新幹線でビューン!)

2.宴会が多く生活リズムが子ども向けではないから(ブリちゃん小さいのでね)

 

しかし、最も大きな理由が・・・

 

2年前の悪夢です。

 

それは2年前の正月のことでした。

 

私の実家は滋賀県大津市、祖父母宅が京都市です。

 

年始の関西地方は雪の予報でした。

 

雪に慣れていない地域に住んでいるもりガールや私たち。

 

その時妊婦だったもりガールは、私の実家への帰省を見合わせ、私は一人で帰りました。

 

私と母と弟は初詣に京都の神社へ。

 

その時から雪が降り始めました。

 

きれいな神社が雪化粧。ますます綺麗やなあ

 

 

その後、祖父母宅へ行き夕食。

そして大津へ帰路につきました。

 

京都や大津は普段そんなに雪は降らないところです。

 

年に1回か2回、数センチ積もる程度。

 

 

しかし、その日は・・・

 

どかどかどかどかどか

 

そして見る見る積もっていく。。

 

家族では運転に対して一番慎重な私が運転をしました。

 

どんどん雪が積もります。

 

でも、まだ走れないほどではない。

 

スタッドレスやし(おかんナイス!)

 

と思って大津へ向かいました。

 

しかし、雪に慣れていない地域の大雪。

 

町は大混乱そして大渋滞。

 

京都市内も大渋滞。ある場所では100m程度進むのに2時間かかりました。

 

祖母宅から実家までは通常約40分です。

 

19時ごろに祖母宅を後にして、21時にまだ京都市内。

 

 

おい、これ大丈夫か?

 

 

その間も雪は降り積もります。

 

どすどすどすどすどすどす

 

少し恐怖を覚えながらもやっと大渋滞を抜けました。

 

 

京都から大津へ向かうには、山を2つ越える必要があります。

国道なのでそんなに険しい山ではありません。

一つ目は小さめの山。二つ目は少し大きめの山。

 

どちらも通常は楽に通れる道です。

 

 

しかし、大雪の京都。

 

そこは、

地獄絵図

 

ノーマルタイヤの車も多く、あちこちで車がぶつかっている。

 

山の上から滑ってくるタクシー(律儀にハザードランプをピカピカしながら)。

 

人が滑らせて降りてくる動かなくなった車(律儀にハザードランプをピカピカ)

 

運転をあきらめたと思われる車が路肩の雪だまりに突っ込んでいる

 

コンビニには非常用の食料の調達とトイレ待ちで長蛇の列

そこにも容赦なく雪が降り積もる。

 

なぜかピザ屋のバイクがピザ屋から出てきて、

その5秒後に転倒している(あたりまえやろ)。

 

スリップして全く進めないノーマルタイヤの車。

その後ろからプープー鳴らすチェーンをはいたトラック

(許したれ、チェーンなんて持ってる人あんた以外におらんて)

 

おそらく雪国の人が見たら、とんでもない光景でしょう。

雪に対する認識が甘すぎるのが大津・京都・大阪人の特徴です。

 

 

私たちも慎重に運転して何とか一つ目の山を登りました。

 

しかし下り坂。

 

ブレーキがほとんど効かない。

 

もし、ほんまに止まれへんくなったら、左の吹き溜まりに車を突っ込ませて止めよう。

そう思って運転していました。

 

スピードが出すぎないようにローギアで。

 

その時の恐怖感。

 

USJのジュラシックパークより、

ディズニーシーのタワーオブテラーより、

ずっとずっと怖い。

 

さっきまで、

「あのピザ屋こんな時に配達行かせるなんてブラックやな」とか

無駄口をたたいていたのに、

 

 

だれも口を利きません。

 

 

何とか坂道を下りました。

 

 

そして駅が見えました。

 

その時もズンズンと雪は降っています。

 

時間は23時

 

自宅まではまだ半分以上ある。。

 

 

決断の時がやってきました。

 

 

私たちは車を放置して、徒歩で駅へと向かったのでした。

 

 

京都から自宅の最寄り駅まで4駅。

 

そのとき車で進めたのはたったの1駅分でした。

 

 

駅で電車を待ちながら、心の底から妊婦のもりガールを連れてこなくてよかったと思いました。

 

それ以来、家族での帰省は1月の天気が良くて混まない日を選んでいます。

 

 

放置した車は、翌日に雪が落ち着いてから取りに行きました。

 

ちなみに、私たちが車を放置した後、大きいほうの山越えの道は通行止めになりました。

車を放置して電車にしていなかったら・・・・ひと晩を車の中で過ごすことになっていました。。

 

恐怖恐怖

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