マラカスとセッション

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台風の季節。

 

東海地方に住むようになってから、

毎年なんだかんだ台風の影響を受けます。

 

私の育った滋賀県大津市は天気が良くて災害がなくていいところやったんやなぁ。

 

 

台風16号のお名前はマラカス

 

 

そのご機嫌なお名前通り、接近前から大雨。

 

 

マラカスちゃんのシャカシャカというリズム。

秋雨前線と仲良くセッション

 

 

 

仕事からの帰りの電車でした。

 

急に、ざーーーーーーっとすごい雨。

 

大雨やなぁと思っていたら、電車がなんだかゆっくりに・・・。

 

 

嫌な予感・・。

 

 

すると、やっぱり、、

 

がたんごとん・・ごとん・・・・。

 

 

止まっちゃった。。。

 

 

しかし、少しあと、

 

 

うぃいいいいん・・

 

 

動きました。

 

 

 

しかししかし、

 

 

ごとんごとん・・・・。

 

 

止まりました。

 

 

 

これはあかんな・・。

 

 

 

そして、

「次の駅で停車して運転を見合わせます」

とのとどめのお言葉。

 

 

電車はマラカスのリズムに乗れなかったようで、

岡崎駅に立ち往生となりました。

 

 

電車の中にはお客さんがまぁまぁ。

立っている人はいませんでしたが、椅子は大方うまっていました。

 

 

ライブ帰りらしきおばちゃんの集団が騒いでいます。

 

 

ぎゃーぎゃーぎゃー!!

 

 

はじめは子どもや旦那の悪口で盛り上がっていましたが、

 

 

繰り返される「運転再開の目途はたっておりません」という無情のアナウンス。

だんだんと電車の中のみんなが、

「これは帰れるのか?」という雰囲気になってきました。

時間はすでに22時半

 

 

おばちゃんが行動に出ます。

さっきまで悪口を言っていた旦那様と思われる方に電話をして、

豊橋駅に迎えに来るように頼んでいます。

豊橋駅は立ち往生した岡崎駅から約20分東の駅です。

 

 

私も帰りたいと思っていましたが、

ぶりちゃんはすでに寝ている時間やし、迎えに来てもらうわけにもいかず。。。

 

 

最悪、泊まろうと思って、周辺のホテルを検索しました。

ひとつだけありました。

 

 

 

雨は小康状態になりました。

 

 

少しの期待を胸に粘りました。

 

 

迎えを頼んだおばちゃんは再び騒ぎ出しました。

 

はじめはうるさいなぁと思っていましたが、

同じ状況に置かれると少し親近感もわいてくるものです。

 

 

しばらくすると、また雨が強くなりました。

 

 

 

私は決めました。

 

 

 

明日も仕事やし、ホテルに泊まろう。

 

 

 

おばちゃんたちの視線を受けながら、電車を後にしました。

 

 

 

夜の12時の時点で雨はさらに強くなり、電車はまだ止まっていました。

 

 

 

おばちゃん、大丈夫かなぁ。

 

 

 

それよりも、豊橋駅まで迎えに行ったおばちゃんの旦那さんと子どもは・・・・。

 

 

 

 

マラカスちゃんは次の日には豊橋の上をルンルンと通り過ぎていきました。

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